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タイ散歩

ウォーキングダイエット

2008.11.6

タイ散歩(1)

ライフプランの一つとして、充実した海外生活について考えるこのコンテンツ。連載第1弾は、身近な観光地として、また「ロングライフ」の地として人気を集めている、「微笑みの国」タイの魅力を紹介していきます。ご案内役はタイ料理研究家として活躍する長澤恵。タイトルはズバリ『タイ散歩』です。

◆「TitCai」タイ料理!

“タイは若いうちに行け”

タイ航空CMのそんなフレーズが流行ったのは10年ほど前のことです。

このフレーズをきっかけにタイを旅行する若い人やOLが増え、「バックパッカーの聖地」と呼ばれたこともありました。私が初めてタイを旅したのもOL時代のことです。

そのときに出会ったタイ料理に魅了(タイ語で「TitCai」。私のホームページのタイトルにもなっています)され、タイ料理店で修業することになりました。現地シェフに師事して学ぶうちにタイ語の必要性を感じた私は必死でタイ語を習得。その後は現地資格も取得して、現在はタイ料理研究家として活動させていただいています。

つまりそのときのタイ旅行は、私の運命を変えてしまったわけですね。そしてそれをいまの私は、とても幸せなことと思っています。

◆おおらかな「サバーイ」精神が「微笑みの国」の“素”

みなさんは、タイというと、何を思い浮かべますか。

ナンプラー(魚醤)やプリッキーヌー(唐辛子)がきいたタイ料理のほか、歴史と伝統を感じさせる豪華絢爛な寺院や王宮、象や蘭、ゴムの木といった熱帯性の気候、プーケットやホアヒンのビーチリゾート、国技で格闘技好きの女性にも人気があるムエタイ……。楽しみはあげたらきりがありませんね。

そのすべてがタイの魅力。そしてタイのもっともいいところは、そういった多様性をそのまま受け容れてくれる大らかさにあると思っています。

タイの人々のいわゆる「サバーイ」精神とは、日本語なら「おおらかにいこうよ!」。仏教国であることに関係あるともいわれますが、この寛容の精神があるからタイは暮らしていて、妙に気持ちがいいのです。

タイはいまや東南アジアでは工業先進国。ですが、「サバーイ」精神は失われません。10年ほど前に起こった経済危機、2006年のクーデターといった一大事も、「サバーイ」精神でしのぎ、それほどのダメージには至りませんでした。

日本のニュースにも、戦車の前で記念撮影をしている女子学生の様子が紹介されていましたね。タイのもっとも大きな魅力は人々のこの性格。これが「微笑みの国」の“素”でしょう。

私のタイ生活は、観光旅行で知った料理から始まりました。

ですが、料理以外のことを知れば知るほど、多くの人と触れ合えば触れ合うほど、「タイっていいな」という感じが、まるでタイ料理の味が時間が経つほど舌に広がっていくようにじわじわっと心に広がってくるのです。そして、その味わいは、宮廷料理、屋台料理、家庭料理、郷土料理、近隣諸国の料理と様々なジャンルがあるタイ料理と同じように、複雑で、しかも「サバーイ」なテイストです。

そんなタイの様子を、次回からみなさんにお届けできればと思っています。

プロフィール
長澤 恵(ながさわめぐみ)
タイ料理研究家。1974年生、千葉県出身。 OL時代にタイへ観光した際にタイ料理に魅了された後、タイ料理店で修業、現地シェフに師事しながら、タイ文部省認定学校modernWomanにてcertificateを取得。2002年9月、タイ料理研究家として活動を始める。 現在、タイ料理教室主宰、タイレストランやカフェのメニュー開発、企業の商品開発、メニュー開発セミナーウェブサイトや書籍の執筆、タイ・イベント企画、国際親善ボランティア・タイ語通訳としても活動。

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