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スグ出来る! 簡単健康生活

ウォーキングダイエット

2008.11.6

ウォーキングダイエット(1)

ライフプランに欠かせないもの。その第一が健康です。

人間の身体はいろんな要素が複雑にからみ合う、いわば一個の「小宇宙」。健康は、食品や運動、休息などから総合的に形成されますが、この連載では、ウォーキングをはじめとするかんたんな運動のヒントを提案します。

第1回はイントロダクション。「歩き」と「健康」についてお話しします

◆男女とも6割近くが軽い運動もしていない!?

あなたは何か健康に関する悩みがありますか。

とくに大きな病気はない人でも、最近メタボリックシンドローム(以下:メタボ)気味で生活習慣病が心配だとか、肩こり・腰痛などがひどくて困っている、という人は少なくないでしょう。こういった症状に特効薬はありません。食事や運動といった、毎日の生活の積み重ねが症状となって現れるのです。

では、実際の生活はどうでしょう。厚生労働省発表の「平成18年国民健康・栄養調査」では、「軽い運動・非常に軽い運動を全く行わない者(0分の者)の割合は男性約6割、女性約5割」。「運動に関する意識」は、男女とも6割近い人が「実行していないが、実行しようと考えている」か「実行していないし、実行しようとも考えていない」です。

もちろんきちんとした、質の高い運動ができればいうことはありません。ですが働き盛りの年代では、まとまった運動の時間は男女ともなかなか取れないのが現実。また、いきなりハードな運動を始めてはかえって身体の負担になるだけでしょう。

そこで、これから何か運動を始めたいという人に、おすすめしたいのがウォーキングです。

◆「最大酸素摂取量の50%」が最適

有効性と安全性を考えると中高年の健康づくりのためには、酸素を十分に取り入れながら疲労物質(乳酸)をためずに長時間続けられる「有酸素運動」が適しています。

有酸素運動は英語で「エアロビック・エクセサイズ=Aerobic exercise」。「エアロビクス」というと一時ブームになった早いリズムの運動を思い出すかもしれませんが、ウォーキングやジョギングなど、酸素を取り入れながら行う運動全般を意味します。

陸上選手は400mまで筋肉の爆発力を引き出す「無酸素運動」で走りますが、一般の人が健康づくりでするのには有酸素運動が有効。酸素呼吸で体内の糖質や脂肪が消費することで、身体の健康を促します。

主な効果は、

  • 1)心肺機能を高める
  • 2)「悪玉コレステロール」や中性脂肪を減らし血液の循環をよくする
  • 3)血圧を低下させる
  • 4)体脂肪を減少させる
  • 5)糖尿病や骨粗鬆症を予防する

また、不安や抑うつ感をなくし、精神的にもよいとされています。適度な運動のもつ爽快感が心にも効くわけですね。

一般には「最大酸素摂取量の50%」程度の強度が健康づくりには最適。これは、かなり楽だと感じる運動です。

「50%の強度」の運動である「目標心拍数」は、自分の「安静時の心拍数」と「年齢」から以下の式で求められます。

安静時の心拍数+{(220-年齢)-安静時の心拍数}×0.5=目標心拍数

つまり、40歳で安静時の心拍数70の人なら

70  + {(220- 40 )-  70   }×0.5=125(拍/分)

運動を3~5分した直後に心拍数を測って比べてください。

なお、厚生労働省「健康づくりのための運動所要量」は、各年代の「1週間の合計運動時間」と「目標心拍数」を(図1)の通りとしています。

一日に適当な運動は、速歩き(分速約100m)や中速の自転車(時速約18km)で25分程度です。

では、速歩きを毎日25分すればいいのでしょうか。

もちろん何もしないのよりはいいですが、やはりいい歩き方をしたほうがより健康には効果的です。とくに身体の負担にならないような歩き方が必要になってきます。

◆テーマは「しっかりした体幹」をキープする歩き方

最近スポーツの世界では、「体幹」の重要性が強調されるようになりました。この連載でも、「しっかりした体幹」をキープする歩き方をおもなテーマにしていきます。

人によってはなじみのない言葉かもしれませんが、「体幹」とは人体のうち四肢を除いたいわゆる「胴体」のこと。身体を動かせば骨格や筋肉も動きます。ですから歩いているときに体幹が動いていないように見えても、実際には関係する部位を総動員した理想的な動きで「動かない=しっかりした体幹」に見せているわけです。

重要なのは、この「しっかりした体幹」を維持するための骨格・筋肉の運動。肩こり・腰痛も、この運動がうまくいかない、つまり「体幹の動きが甘い」ことで負担がかかることでが起こることが多いのです。

これからみなさんと、「しっかりした体幹の動き」で「しっかりした身体」をつくる歩き方を学んでいきましょう。

図1
1週間の合計運動時間 目標心拍数*
20歳代 180分 130拍/分
30歳代 170分 125拍/分
40歳代 160分 120拍/分
50歳代 150分 115拍/分
60歳代 140分 110拍/分
*「目標心拍数」は平均的な安静時心拍数が70拍/分の人が「50%の強度」の運動をした場合の心拍数

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